
「第2回 ミシマ社の本屋さんインスタライブ」(2020年4月29日配信回)で店長ワタナベが紹介した本です。
アンディ・アーヴァイン(著)
柴田元幸(訳)
エイモン・オドハティ(挿画)
出版元:ヒマール
定価1,600円+税
B6判上製 120ページ
ISBNなし
2020年3月17日刊行
●版元ホームページより
アンディ・アーヴァインは、アイルランド伝統音楽のミュージシャンであり、伝承歌をうたうシンガーであり、シンガーソングライターである。
1960年代後半に旅して出会ったバルカン諸国の民族音楽とアイルランドの伝統音楽とを融合させ、アイルランドの音楽に革新をもたらした彼は、さまざまな伝承歌を独自の解釈で演奏し、うたい伝えている。
そしてシンガーソングライターとしては、歴史上の人物とできごとについて、とりわけ権力と不正に支配された社会に立ち向かった人びとについて、積極的に書き、歌で語り伝えている。
本書では、ライヴコンサートで演奏されることの多い楽曲から21曲(オリジナル11曲、トラディショナル10曲)を選び、アンディ・アーヴァイン自身による解説とともにその歌詞を対訳で紹介する。
翻訳は、近現代の英米文学作品を中心に数多くの訳書が知られる翻訳家、文芸誌「MONKEY」(スイッチ・パブリッシング刊)編集長でもある柴田元幸。
アイルランドの彫刻家、画家で、アンディ・アーヴァインの親友であるエイモン・オドハティによる挿画6点も収録した。