春日太一(著)
定価:1800円(税別)
判型:四六判並製
頁数:256ページ(うち、カラーページ64ページ)
装丁:尾原史和(BOOTLEG)
発刊:2021年4月20日
ISBN:978-4-909394-50-7 C0095
◎内容
あの江戸の景色は京都にあり。
時代劇研究家が京都・滋賀のロケ地41カ所を実際に巡り、うなり、歓喜し、記した文と写真。
・「彦根城」は、「江戸城」「赤穂城(忠臣蔵)」「岐阜城(信長のシェフ)」などに変身
・『鬼平犯科帳』のオープニング・タイトルバックは「下鴨神社」
・「妙心寺」は『八丁堀の七人』『壬生義士伝』大河ドラマ『新選組!』などで、武家屋敷や寺町に変化…etc.
本書は、少しでも時代劇をご覧になった方なら「あ、ここ、時代劇で見た場所だ!」と思えるような、京都とその周辺のロケ地の数々を皆さまにご紹介。お馴染みの観光地から、何気なく通り過ぎてきた場所まで、「時代劇のロケ地」という切り口を差し込むだけで、「江戸の景色」に変貌するのです。(序章より抜粋)
現代にいながら時代劇の世界へトリップ!
時代劇ファン垂涎の一冊。
◎著者プロフィール
春日太一(かすが・たいち)
映画史・時代劇研究家。1977年東京都生まれ。日本大学大学院博士後期課程修了。映画界を彩った俳優とスタッフたちのインタビューをライフワークにしている。著書に『天才 勝新太郎』(文春新書)、『ドラマ「鬼平犯科帳」ができるまで』(文春文庫)、『すべての道は役者に通ず』(小学館)、『時代劇は死なず! 完全版』(河出文庫)、『時代劇入門』(角川新書)、『大河ドラマの黄金時代』(NHK出版新書)など多数。
◎目次
はじめに
序章 なぜ京都なのか?
MAP1〜4
初日 下鴨神社→上賀茂神社→青蓮院→南禅寺→伏見稲荷大社→中ノ島橋(嵐山)
2日目 流れ橋→長岡天満宮(錦水亭)→光明寺→大映通り→仁和寺
3日目 等持院→大河内山荘庭園→二尊院→落合
4日目 大覚寺→広沢池→清凉寺→神護寺
5日目 妙心寺→今宮神社(参道のみ)→東福寺
6日目 梅宮大社
7日目 くろ谷 金戒光明寺→新日吉神宮→松本酒造(伏見)→宇治橘橋
8日目 隨心院→日吉大社→西教寺
9日目 彦根城→西の湖(舟下り)→八幡堀→西の湖(陸側)
10日目 今宮神社→谷山林道→沢ノ池
11日目 美山→摩気
12日目 広沢池→中之島の中州→西寿寺→化野念仏寺→東映太秦映画村→車折神社
特集コーナー 「京都、水の点描」「石段の見分け方」
「『鬼平犯科帳』エンディング映像はここで撮られた!」
あとがき
聖地巡礼リスト