内藤正典(著)
定価:1700円(税別)
判型:四六判並製
頁数;184ページ
装丁:文平銀座
発刊:2022年3月15日(3月11日(金)リアル書店先行発売)
ISBN:978-4-909394-64-4 C0095
●内容
民主主義、自由、人権を、戦闘機とともに運ぶのはもうやめよう。
水と油でも共に生きていくために!
《MSLive! BOOKS》
2021年夏、カブール陥落をうけて緊急開催。『料理と利他』を超える大反響を呼んだオンライン講座、完全再現!
9・11、相次ぐテロ事件、難民の急増、中東地域の対立……
この「暴力」と「分断」はどこから来たのか?
目からウロコのイスラム講座! 怖がる前に、戦う前に、ちゃんと知ろう。
【イベント参加者の声】
・本当に有意義でした。報道や私たちの固定観念がいかに一方的でガチガチなことか。
・我々の民主主義は正しく機能しているでしょうか? 遠くを見ることで近くの景色もよく見えてくるものだと思いました。
・タリバンと旧政権側が一緒に鍋をつつく写真に「未来」を見ました。
【MSLive! BOOKSとは?】
ミシマ社が2020年5月にスタートしたオンラインイベント、「MSLive!」。
「MSLive! BOOKS」は、オンラインイベントのライブ感をそのまま詰め込んだ書籍シリーズです。イベントに参加くださった方々から、イベントの内容を活字化したものを販売してほしいというリクエストをたくさんいただき、実現することになりました。
●目次
はじめに 世界を別の角度から見てみると……?
第1回 教えて!タリバンのこと
第2回 水と油が共生するために
第3回 タリバンを「悪魔」と見なす前に
おわりに 弱者を守るレジリエンス
●プロフィール
内藤正典(ないとう・まさのり)
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。一橋大学教授を経て、現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に『となりのイスラム――世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代』『イスラムが効く!』(中田考との共著)(以上、ミシマ社)、『イスラームからヨーロッパをみる――社会の深層で何が起きているのか』『ヨーロッパとイスラーム――共生は可能か』(以上、岩波新書)、『プロパガンダ戦争――分断される世界とメディア』(集英社新書)、『アッラーのヨーロッパ――移民とイスラム復興』(東京大学出版会)など多数。