平尾剛(著)
定価:2000円(税別)
判型:四六判並製
頁数:216ページ
装丁:寄藤文平・垣内晴(文平銀座)
発刊:2023年9月15日
ISBN:978-4-909394-92-7
C0095
●内容
*** 9/9(土)リアル書店先行発売! ***
「する」「観る」「教える」をアップデート!
根性と科学の融合が新時代をひらく。
元アスリートとして、声を上げつづけてきた著者の到達点がここに。
勝利至上主義、迷走する体育・部活、コロナ下の五輪強行、暑すぎる夏、甲子園の歪さ、ハラスメント、応援の過熱、アスリート・アクティビズム、テクノロジーの浸透…
それでも、もう一度全身で、スポーツを楽しみたい! そう願うすべての人へ。
「3.0」は、根性と科学の融合となる。レジリエンスとしての根性を認め、心技体の心得に再び息を吹き込まなければならない。
「スポーツ3.0」の試みが、いま求められている。
――本文より
●目次
序章 アスリートのことば――なぜ、あのとき嘘をついたのか
第一章 スポーツ3.0
第二章 東京五輪はスポーツになにをもたらしたのか
第三章 「するスポーツ」と運動
第四章 勝利至上主義への処方
第五章 応援とテクノロジー
終章 元アスリートのことば――テクノロジーとの融合を
●プロフィール
平尾剛(ひらお・つよし)
1975年大阪府出身。神戸親和大学教育学部スポーツ教育学科教授。同志社大学、三菱自動車工業京都、神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属し、1999年第4回ラグビーW杯日本代表に選出。2007年に現役を引退。度重なる怪我がきっかけとなって研究を始める。専門はスポーツ教育学、身体論。著書に『近くて遠いこの身体』『脱・筋トレ思考』(ミシマ社)、内田樹氏との共著に『合気道とラグビーを貫くもの――次世代の身体論』(朝日新書)、『ぼくらの身体修行論』(朝日文庫)、監修に『たのしいうんどう』(朝日新聞出版)がある。