内田樹・釈徹宗(著)
定価:1900円(税別)
判型:四六判並製
頁数:248ページ
装丁:尾原史和(BOOTLEG)
発刊:2023年8月4日
ISBN:978-4-909394-91-0
C0095
●内容
政教分離、旧統一教会、カルト二世
…こうした問題を解くためにも。
行、夕日、お墓などに宿る
日本固有の「クセ」を知ろう。
「宗教的センス」を引き上げる名人対談
日本宗教のクセ
・都市仏教が大地の霊と「くっついた」のが浄土真宗⁉
・内面重視ではなく「行」をとても大事にする
・形を変えながら脈々と続く聖徳太子信仰
・習合的なモデルとしての在原業平と四天王寺
・国と引き離してもなお成り立つ神道とは? …etc
●目次
第一章 日本宗教のクセを考える
第二章 夕日の習合論
第三章 お墓の習合論
第四章 今こそ、政教分離を考える
第五章 戦後日本の宗教のクセ
●プロフィール
内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。
釈徹宗(しゃく・てっしゅう)
1961年大阪生まれ。僧侶。専門は宗教学。相愛大学学長。論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞優秀賞(第5回)、『落語に花咲く仏教』で河合隼雄学芸賞(第5回)、また仏教伝道文化賞・沼田奨励賞(第51回)を受賞している。著書に『お世話され上手』(ミシマ社)、『不干斎ハビアン』『法然親鸞一遍』『歎異抄 救いのことば』など。