

仲野 徹(著)
定価:1600円(税別)
判型:四六判並製変形
頁数:192ページ
装丁:鈴木千佳子
発刊:2021年8月21日
ISBN:978-4-909394-56-9 C0095
●内容
医学部教授、64歳。まもなく定年。
(そんなに)知られていない才能が開花!?
オモロくてやけに知的な著者初のエッセイ集。
・ひどい肩こりでタイ古式マッサージへ。痛いと言っても力を緩めてもらえず。
・交差点で信号待ち。突然市バスが突っ込んできた。危機一髪!
・爪にも老化が及んで、マニキュアを塗ってみました。
・思い切って短髪に。家族には、散髪したことにすら気づかれませんでした。
・教室に入ったら、学生たちが後方の席にびっしり。
……でも、元気です。
日々の健康法、コロナ禍のステイホームとオンライン授業、趣味の義太夫、秘境への旅、老化への対処、教育の現場から…など、77本のエッセイを収録。
◉本書の一部
仮説の検証――鼻毛の巻/ちん味を食す/先生、咳がとまりません/ブラジャーとマニキュア/新型コロナな日々/「たこ坊」の閉店/おしゃべりな散髪/医学に興味がありますか/第三の孫/おせっかいおじさん宣言/わたしのカレーは左かけ…etc.
※日本医事新報社『日本医事新報』にて「なかのとおるのええ加減でいきまっせ!」と題して連載中のコラムより、2018年2月〜2021年3月に掲載されたものを厳選。
●目次案
はじめに
第一章 笑う門には病なし!
第二章 なかのとおる、危機一髪!
第三章 自己流コロナ生活
第四章 隙あらば秘境を目指す(国内編)
第五章 なかのの教育論
第六章 ちょっと社会の話
第七章 なかのの師弟論
第八章 隙あらば秘境を目指す(国外編)
第九章 新しくて懐かしい老後
第十章 私はおせっかいおじさん
おわりに
●プロフィール
仲野徹(なかの・とおる)
1957年大阪生まれ。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツ留学、京都大学・医学部講師、大阪大学・微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院・医学系研究科・病理学の教授。2012年には日本医師会医学賞を受賞。著書に、『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)、『仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう』(ちいさいミシマ社)、『考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法』(講談社+α新書)など。