ミロコマチコ(著)
定価:2500円(税別)
判型:A4上製
頁数:32ページ
装丁:漆原悠一(tento)
発刊:2023年7月21日
ISBN:978-4-909394-90-3
C8793
●本の詳細
「きみたちには ぼくが みえるの?」
南の島に移住した著者が、圧倒的なスケールで贈る
五感と六感を同時にゆさぶる生命の物語
***
今年も月桃の花が咲き乱れている。
アカショウビンの美しい鳴き声が聞こえてくると、梅雨が始まる。
冬になると北風が強く吹き、やってくるクジラたちは春まで歌う。
季節やいきものが巡るリズム。その渦はまるで “りゅう” のよう。
目には見えない “りゅう” を、たくさん感じたくて、
私は絵を描き、物語を作るのです。 (ミロコマチコ)
●著者情報
ミロコマチコ
1981年大阪府生まれ。画家、絵本作家。絵本、装画、展覧会、ライブペインティング、企業とのコラボレーションなど活動は多岐にわたり、生命力あふれる作風で、国内外から支持を集めている。2012年、『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で絵本デビュー。同作で第18回日本絵本賞大賞を受賞、『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞、『オレときいろ』(WAVE出版)で第25回ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB2015)金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で第26回ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB2017)金牌、第41回巌谷小波文芸賞を受賞。大規模展覧会として、2016年より「いきものたちの音がきこえる」が、2020年より「いきものたちはわたしのかがみ」が全国を巡回。2019年より南の島に移住し、見えないものの気配を感じとるように制作をしている。